旅に行くときの準備

こんにちは。
信愛クリニック事務スタッフの増田です。

今日は、趣味の旅行の話をしたいと思います。

皆さんは、旅行に行かれるときに、どのような準備をされるでしょうか。
私は、ある変わった準備をします。

それは、その土地の歴史に関わる書籍を読むことです。
その土地では、どのようなことが起きたのか?
どのような人々の営みがあったのか?
どのような想いがこもっているのか?
そういったことを、事前に調べます。

なぜそうするのかと言いますと、
ガイドブックに載っている観光地や飲食店を回るだけでは、何か物足りないからです。
ガイドブックの情報だけでは、その土地の個性を感じ取ることができません。
私は「ああ、遂にこの土地に来たんだ」という実感が欲しいのです。

その土地の成り立ちや人々の営みを知ってから、その場所を訪れると、
私は事前にその土地への想いを抱くことができます。
そうすると、ちっぽけな記念碑にだって格別の想いが湧いてくるのです。
「さて、次は?」とすぐに移動してしまう代わりに、
私は周囲の風景を眺めてそこに数分佇みます。
そして、その当時の出来事に想いを馳せるのです。
すると何となく、その土地の内面に触れられたような気がしてきます。

例えば以前、鎌倉を旅したときの話です。
その時も、私は事前に鎌倉の歴史をしっかりと調べました。
そうすると、鎌倉にまつわる様々な人々の生き様や想いが浮かび上がってきたのです。

例えば、鎌倉のガイドブックにちっぽけに載っている「三浦一族の墓」。
頼朝公の墓所から歩いて、10分弱の所にあります。
ここにも、鎌倉という地の歴史の1ページが埋まっているのです。
三浦一族の祖は、頼朝公が鎌倉幕府を開く際に大いに貢献して、三浦半島の地を与えられました。
しかし時が下り、執権の北条家が将軍派を凌ぐ勢力になった頃、三浦一族は北条家からの攻勢に破れ、一族500人が頼朝公の墓所の近くで自害をしたそうです。
三浦一族の地元だった横須賀市の衣笠では今でも、三浦一族の偉業をしのぶ「三浦一党出陣武者行列」というパレードを毎年4月に行っています。

私はこのような歴史があったことを知り、自害した500人を供養する「三浦一族の墓」を訪れることを旅の目的の一つにした次第です。
小雨が降る中でしたが、私はしっかりと墓前でお祈りをし、目的を果たすことができました。
この時の記憶は、私の心の中に今でも鮮明に残っています。

旅に行く前に歴史を調べて気づくことは、全ての土地に個性があるということです。
せっかくその土地とご縁ができるのですから、旅行に行く際は、少しその土地について調べておくと、より親密で深い思い出を残せるような気がします。


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