虚血性大腸炎は腹痛や下痢、場合によっては血便や膨満感、
腸管壊死が起きる場合もあります。
また、吐き気や冷や汗を伴うケースもありますが、
これらの症状からも分かるように、虚血性大腸炎を自覚することは難しいです。
特に腹痛や下痢に関しては、日常生活の中でも特に珍しい症状ではありません。
急に冷たい物を食べたり飲んだり、あるいは一度に大量の水分を
摂取することで下痢になることもあれば、食べ過ぎることで腹痛になるなど、
いずれも日常生活の中で身近な症状です。
しかし、体の左側、大腸の部分に痛みを伴うことが多い点も特徴です。
具体的にはS状結腸や下行結腸の部分に好発することから、
腹痛が起きた際、体の左側が痛んでいる場合は虚血性大腸炎の可能性があります。