咽頭は「のど」といわれる部位で、鼻の奥から食道・気道までを指します。 咽頭は上・中・下の3つに分類され、「上咽頭」「中咽頭」「下咽頭」にわけられます。 上咽頭は鼻の奥、中咽頭は口の奥で、開口したときに見える場所、下咽頭は食道や気道の入り口に近い部分です。 咽頭がんとは、これらの部位に発生したがんのことをいいます。 それぞれ「上咽頭がん」「中咽頭がん」「下咽頭がん」といい、それぞれ症状や原因などに違いがあります。 初期段階ではほとんど症状が現れません。 症状が発現したときには、がんがかなり進行していることが多いのが現状です。 早期で発見されているケースのほとんどが、内視鏡検査で偶然に発見されています。