人の性格・気質・特性を『繊細さ』『敏感さ』という軸で分類した結果、生まれた概念がHSPです。
HSPかどうかを診断する精密検査は存在しません。
似た特性をエンパスと呼ぶこともあるなか、ある特性の人をHSPと呼ぼう、勝手に決めただけです。
実際にはHSPの基準に合致する人も千差万別、百人百様であり、一人として同じ人はいません。
HSPなのかHSPでないのか二者択一ではなく、基準全て一致するHSPから、そういった要素が少しも無い人まで、連続体のグレースケールがあるのです。
例えばHSPでいながら好奇心が強く刺激を追い求める人をHSS(Highly Sensation Seekers)と呼びます。
また、HSPな人は内向的な人が多いですが、HSPでいながら外向性が高い人をHSE(Highly Sensitive Extrovert)と呼びます。
HSPの中にも様々なタイプがあり、あなたは単一のラベルで判断できるほど単純な存在ではありません。
自分を深く知るということが、一番大切です。
自分の特性を客観的に把握することで、なぜ自分はこうなのだろう?
と思っていた行動パターンが、その特性で説明がつくかもしれません。
その結果、自分の在り方について感じていた自責や罪悪感が薄れて、自分を受け入れやすくなったとしたら、あなたはHSPというラベリングを活かしたことになります。