
臨床心理士・PSW募集
今回募集しているのは「プロの」カウンセラーではなく、カウンセラー「志望者」です。
カウンセラーとしても実務経験がなくても、臨床心理士または精神保健福祉士(PSW)の資格をもっていれば大丈夫です。
新卒者も応募可能です。
現在先輩カウンセラーがいませんが、目的意識をしっかり持って頑張れる方、このホームページをしっかりと読んで、「よし!やってみよう!」と思われた方は、どんどんご応募ください。
カウンセリングの目的
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1心療内科に受診された患者様の治療成果をさらに高めること
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2心療内科診療の効率を高めること
心療内科で診察する患者様の薬物療法に併用して行うカウンセリングです。
原則として薬物治療は併用され、カウンセリングのみ、のカウンセリングは行いません。心療内科を受診された患者様が、最大の治療効果を発揮するためのカウンセリングであり、医師との連係プレーが重要です。どんな時もチーム医療を大切にしています。
カウンセラーに求められる資質
(重要な順に列挙してあります)
- 量質共に成果を出すカウンセリングに徹底的にこだわる人
- 次回の予約がいただけるかどうか意識してゆける人
- 自らを振り返り、自分を改めていくことに真剣に取り組む人
- カウンセリング以外の業務も積極的に行う人
- 心身ともに健康かつ頑健であること
- 新しい精神医療を開発する気概と意欲を持つ人
- コミュニケーションが得意な人
カウンセラーになるための訓練
訓練は生易しいものではありませんし、ある一定期間で終わるものでもありません。
プロのカウンセラーとして仕事を続ける限り、学び終わることはありません。
基礎訓練
カウンセラーの訓練以前に、社会人としての態度・立ち振る舞いができること。
スタッフとして、接遇・受付・清掃・事務作業がきちんとできること。
問診(ファーストインテーク)訓練
適切に問診をとる技術の指導を受けつつ、習得する。
話を聞く技術を学ぶ。
基本的な精神科学の知識を学ぶ。
カウンセリング訓練
認知行動療法について学ぶ
→その方法は・・・
本やDVDで学ぶ
講習会に参加する
指導のもとで実践を行う
学会・研究会に参加する
訓練期間はおおよそ1年ぐらいだと思います。
ただし、1年でデビューするためには、ハードトレーニングの継続が必要です。
デビューするということは、指導や訓練が終わるという意味ではありません。
皆に支えられながら、何とかカウンセラーとしての機能を開始するのがデビューです。
もっと具体的にいえば、クライアントからお金をいただけるようになるのがデビューです。
カウンセラーが行う業務
- 受付、事務作業、清掃
- その他業務全般に関しての協力と貢献
- 心療内科初診患者問診
- 心療内科治療を受ける際の心得についての説明
→たとえば…
・薬物治療を実行する場合の心構え
・断酒の意義
・体重コントロールの意義
- 認知行動療法カウンセリング
- 社会福祉資源の利用の案内と指導
- 認知療法に関する集団講義
- カウンセリング技法の研究
- 新人カウンセラーの指導
奏愛会のカウンセリング
じっくりと話を聴くカウンセリングではありません。
主導権はカウンセラーがもち、話はシャープにコンパクトに聴きます。
これは決して患者様の話に耳を傾けない、という意味ではありません。むしろ一般のカウンセラーより深く話を聴くことになるでしょう。そのような在り方を追求しています。
患者様に好きに話をさせるカウンセリングでもありません。
セッションの目的はいつも明確です。
その目的に合致しない会話をカウンセラーはコントロールします。
過去を振り返って、その解釈をしなおしたりもしません。
過去の解釈は扱いません。
いま、ここで、何ができるのか、をいつも取り扱います。
現在の状況の「原因」を過去に求めることもしません。
真の原因は、私たちがうかがい知ることのできない広がりと深みを持ちます。
私たちはつい原因を探そうとする心の動きがあります。
多くの場合は、改善の行動のために原因を探してはいません。
現状を受け入れることに抵抗して原因を探していることがほとんどです。
安易に原因を同定したりせず、より良い状況をつくるために今できることは何か、にいつも焦点をあてるのが信愛のカウンセリングです。
技法的にいえば、認知行動療法(CBT)が中心となります。
しかしセッションがCBTとして純粋であることにこだわりはありません。
ユング心理学、選択理論心理学、フォーカシング、その他ブリーフセラピーを視野にいれつつ、統合的なカウンセリングを意図します。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
奏愛会のカウンセラーのイメージを少しでもつかんでいただけたでしょうか?
ご応募お待ちしています。