大腸がんとは大腸の粘膜から発生する悪性の腫瘍のことです。 大腸は小腸を時計回りに囲むように位置しています。 大腸は入り口から出口に向かって盲腸、上行結腸、横行結腸、 下行結腸、S状結腸、直腸S字部、上部直腸、下部直腸、肛門管に分けられます。 できる場所によって大まかに「結腸がん」と「直腸がん」に分けられ、結腸がんは盲腸からS状結腸まで、 直腸は直腸S字部から肛門管までを指します。 日本人の場合、便が長い間留まっている、S状結腸と直腸にがんができやすいといわれています。 男女ともに発症率が高く、患者数は40代から増加します。 年齢が上がるにつれて、罹患率は高くなりますが、比較的進行が遅く、 早期発見することができれば、完治の確率は高くなります。