主な原因は加齢やピロリ菌への感染、そして遺伝的な要素もあると考えられています。
しかし、原因不明のものも少なくありません。
過形成性ポリープはピロリ菌に感染しており、萎縮性胃炎のある胃に発生します。
ピロリ菌の除菌治療で、ポリープが縮小もしくは消失したというケースもあります。
胃底腺ポリープはピロリ菌に感染しておらず、きれいな胃に発生します。
胃食道逆流症などでプロトンポンプ阻害薬を服用するとポリープが大きくなったり、
数が増加するというケースがあります。
また、胃はデリケートな臓器です。
胃炎を起こしている人は胃ポリープになりやすいともいわれており、
炎症によってただれた粘膜が修復される過程で、
粘膜上皮が過剰につくられてポリープをつくることがあります。
ストレスをためないこと、規則正しい生活習慣をすること、
胃に強い刺激を与える食べ物を控えること、香辛料をたくさん使った料理や、
強いお酒などは控えるなどを意識しましょう。
また、食べ物はよく噛み、胃に負担をかけない食事の習慣も重要です。