過敏性腸症候群とは、英語ではirritable bowel syndromeと称されることから頭文字を取ってIBSと呼称されることもあります。 IBSは慢性的に腹痛、あるいは下痢、ときに便秘が続き、便秘と下痢を交互に経験することもあります。 なんと人口の1割前後にIBSの体質があるともいわれています。 そしてIBSをもつ多くの人は、病院を受診することもなく何とか生活しているのです。 IBSは生命を脅かす病気ではないものの、腹痛や頻回の排便により、日常生活に支障をきたし、 なかには最大の悩みといえるほど苦しむ人もめずらしくありません。 ご存じかもしれませんが、朝の駅のトイレ(男性の大トイレ)は、いつも一杯です。 なぜか自宅で排便を済ませようと必死に頑張っても、駅につくと催してくる、 それもIBSの一つの形なのです。