高血圧の原因は主に生活習慣と遺伝のいずれかと考えられていますが、
なぜそれらが高血圧となるのか、そのメカニズムを解説します。
・生活習慣が高血圧となる理由
肥満、ストレス、過労、睡眠不足などは高血圧の原因になりやすいです。
その理由として、肥満の場合は酸素消費量が増加することで心拍数や循環血液量の増加によって血圧が上がり、高血圧となります。
また、ストレスや過労、睡眠不足といった体に負担を与える状態も高血圧の要因です。
中でも喫煙は高血圧になりやすいです。
末梢血管の収縮が血圧上昇を招きやすいのですが、喫煙に関しては高血圧だけではなく、狭心症や心筋梗塞リスクも高めます。
・食生活も高血圧を招く
塩分摂取過多は高血圧を招きます。
日本高血圧学会のガイドラインによると、塩分の1日の摂取量は6g未満が望ましいとされています。
つまり、これ以上の塩分を摂取すると高血圧のリスクが高まります。
塩分を摂取すると、高まってしまった塩分濃度を薄めるために水分を欲します。
しょっぱいものを食べると喉が渇くのはまさにその状態ですが、この時、血液量が増えることから心臓がより働かざるを得ません。
結果、血圧も高くなるのです。
・食生活も高血圧を招く
高血圧の親族がいる場合、遺伝によって高血圧になるケースもあります。
上記の高血圧の原因に該当しなく血圧が高めの場合には遺伝の可能性が高いです。