感染性の肺炎を起こす病原微生物は大きくわけて
「細菌」「ウイルス」「マイコプラズマ」「真菌」の4種類にわけられます。
一般的に多いのは、細菌やウイルスによる肺炎です。
細菌には、ブドウ球菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌などがあり、
ウイルスには、インフルエンザウイルス、コロナウイルス、アデノウイルス、
麻疹ウイルスなどがあります。
その中でも特に一番多く見られるのが、肺炎球菌によるものです。
鼻や口の中には様々な常在菌が存在しています。
常に気道や肺はそれらの細菌などを吸い込もうとしますが、
通常ならばのどで排除されたり、肺の防御機能によって処理されたりします。
しかし、のどに炎症が起こっていたり、体力が落ちていたりして、
免疫力が低下しているときに、病原菌が肺に入ってしまい炎症を起こしてしまいます。
また、大量の細菌が吸い込まれて、正常の防御機能では対応できないときや、
特に感染性の強い微生物が侵入したときも炎症が起こることがあります。
その他、高齢者によく見られるのが誤嚥性肺炎です。
誤嚥とは食べ物や唾液が食道ではなく隣の気管に入ることです。
食道の隣にある肺に繋がる器官に間違って食物や唾液が流れ込んでしまい、
そこに含まれていた細菌から肺炎が起こりやすくなることを誤嚥性肺炎といいます。
年齢を重ねると起こりやすくなる原因は、私たちはもともと誤嚥を防ぐ機能が備わっています。
しかし、老化とともに食べ物や飲み物を飲み込む力が衰えるからです。