自分には価値がない、自分がいない方がいいんだ、何もかも自分が悪い、
独りぼっちだ、誰もわかってくれない、誰も愛してくれない、
何にも興味がもてず何も楽しいことがない、といった『確信・信念』が
トラウマの影響として自分に沁みついています。
上記はCPTSDとPTSDに共通する診断基準ですが、CPTSDに特有の診断基準は下記です。
・感情の波が激しい:
ブチ切れ、自傷行為、自殺企図、衝動性の亢進といった交感神経優位の外に向かう要素と、
絶望感、孤独感、抑うつといった副交感神経系の内に向かう要素を、振り子のように振り続けます。
・否定的な自己認識:
いつも否定的な自己像に苦しめらています。それに伴い世界観や未来も否定的となります。
恥、自責、自己否定から他者と親密な関係をもつことができず、孤独感に苛まれます。
自分の価値が感じられず、絶望し、世界や他者も信用できなくなります。
・人間関係を保つことが困難になる:
上記の結果、人と信頼関係を築くことが難しくなり、人間関係が安定せず、
依存したかと思うと閉ざしたり、断ち切ったりを繰り返します。
満たされた人間関係をもつことができないことは、本人と周囲を深く苦しめます。