水痘 | 接種回数:1回 | 種類:生ワクチン | 価格:8250円 | 備考:1~3週間後に発熱、 全身性水痘様発疹 ★2カ月避妊 |
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水痘とは水ぼうそうを指すもので、
水痘帯状疱疹ウィルスにかかることで発症する発疹性の症状です。
接触感染だけではなく、空気感染や飛沫感染も確認されており、
感染からおよそ2週間程度の潜伏期間を経て発症する症状ですが、
水痘の予防のためのワクチンが用意されています。
平成26年10月1日からは定期接種となるなど、行政が接種を推進しているものです。
水痘は時に流行の兆しを見せる感染症なので、予防接種にて感染を防止すると共に、
重症化の予防も可能なことから、平成26年10月1日より、新たに定期接種として加わりました。
水痘は子供だけが罹患する症状ではありません。
大人であっても罹患する可能性がありますので、大人でも接種が可能です。
感染症なので、成人だから罹患しないとは言い切れません。
流行の兆し次第では成人の罹患の可能性も十分にあることから、
成人の水痘予防接種も行われています。
但し、心臓病や腎臓病といった血液に関する病気の基礎疾患がある場合や、
風邪の引きはじめ、あるいは1度目の予防接種後、
発疹や蕁麻疹などのアレルギー症状がみられた場合や
過去に免疫不全と診断されたことがある場合や、
今までにけいれんを起こした経験がある人、
発育が遅いことから保健師からの指導を継続して受けているお子様は、
医師によく相談してからの接種が望ましいです。
また、明らかに発熱がある場合や、
過去に水痘ワクチンが含まれている成分でアナフィラキシーを起こしたことがある人、
妊婦は水痘のワクチンを接種することができません。
水痘ワクチンを接種することで、抗体陽性率は92%~95%に高まります。
接種後の罹患率は6%から12%とされているのですが、
重症化に関しては1回の摂取のみでほぼ100%防ぎ、軽度の水痘にとどめます。
また、周囲に感染者が出た場合、72時間以内に接種することで効果が期待できます。
特定の時期に接種を求められるものではなく、
定期接種範囲内の自由な時期に接種が可能です。
一般的に水痘は11月頃から春先までが流行のシーズンで、以降は減少し、
9月が1年を通して最も感染者が少なくなる季節となりますので、
水痘の流行サイクルを考えての接種が良いのですが、
水痘ワクチンの持続期間はおよそ20年間となりますので、
目先の流行で判断する必要は少ないと考えることもできます。
但し大人がワクチンを受ける場合は上記の流行スケジュールも
ある程度加味しておいた方が良いのですが、
流行の兆しを見せるとワクチン接種希望者も増加します。
一時的な供給体制が間に合わず、希望するタイミングでの摂取が難しくなる可能性があります。
2回接種となっています。
1回目の接種から3ヶ月以上経過してから2回目の摂取となりますが、
1回目の摂取より、半年から1年後経過した段階でのタイミングでの摂取が一般的です。
ちなみに成人してからの摂取も基本的に2回です。
生後12ヶ月から生後36か月までの方。
水痘ワクチンの副反応として確認されているのが発赤、
しこりといった局所症状、発熱や発信といった全身症状、
発熱や蕁麻疹といった過敏症等が挙げられますが、
いずれも一過性のもので、接種後数日で消失するケースが一般的です。
稀にではありますがアナフィラキシー様症状、
急性血小板減少性紫斑病も確認されています。
副反応の発症は4週間程度とされていますので、
接種後4週間以上経過した場合、副反応リスクはなくなったと考えてよいでしょう。
平成26年より定期予防接種となったことから、
生後36か月までのお子様であれば無料での摂取が可能です。
大人が水痘の予防接種を受ける場合は無料ではなく、当院では8,250円(税込)となります。
水痘の予防接種後は、接種後30分は接種した医療施設にとどまり、
様子を観察してもらいましょう。
何らかの異常が発生した時にはすぐに医師に相談できる体制を整えておくことが大切です。
接種当日からそれまで通りの日常生活を送ることが可能です。
入浴も問題ないのですが、接種部位をこするのは控えた方が良いでしょう。
激しい運動、大量の飲酒も控えた方が良いです。
接種後2カ月間は妊娠しないよう気を付ける必要があります。
また、接種後様態が変わったなど、いつもとは違う症状がみられた場合には、
すぐにかかりつけの医師に相談しましょう。