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日本脳炎

日本脳炎 接種回数:3回 種類:不活化ワクチン 価格:6700円 2回目:1~4週間後 3回目:1年後 備考:3回接種歴がある方は10年に1回接種

日本脳炎ワクチンの予防接種

日本脳炎ワクチンとは、日本脳炎を予防するためのワクチンです。 日本脳炎とは、人間から発症するものではなく、とある生物から媒介することで感染する症状です。 その媒介する生物とは、「蚊」です。 そのため、日本脳炎は蚊が多く見られる夏にリスクが高まる症状です。 日本脳炎を紐解くと、日本脳炎ウィルスと呼称されているウィルスは、元々は豚などの動物の体内で増殖していたものです。 そのウィルスを持つ豚を蚊が刺すことで、蚊に日本脳炎ウィルスが移ります。 そして、日本脳炎ウィルスを持つ蚊に刺された人間に移ります。 決して人から人に移るものではないのですが、蚊に指示を出すことはできませんので、日本脳炎ウィルスは、蚊次第では瞬く間に広がってしまう症状です。

主な症状としては、蚊に刺されてから一週間から10日ほど経過してから発症します。 高熱や頭痛、嘔吐や意識障害、けいれん等、急性脳炎が確認されています。 一方で、感染しても無症状の方も多いです。 脳炎の発症も100人から1,000人に1人程度とされているのですが(厚生労働省では1,000人に1人と発表)、発症者に関しては2割から4割が死亡に至りますし、死亡にまでは至らないとしても、神経系統に後遺症を持つことになるなど、発症してしまうと厄介な症状です。 このような日本脳炎のためのワクチンが日本脳炎ワクチンです。

日本脳炎ワクチン

効果

厚生労働省の発表によると、ワクチンを摂取することで日本脳炎の罹患リスクが75%から95%減少します。

持続期間

日本脳炎ワクチンは、持続期間がおよそ3年から4年とされています。
他のワクチンと比較すると少々短いです。

受ける時期

日本脳炎ワクチンを定期接種として受ける時期は1期と2期があります。

特例対象者について

日本脳炎の予防接種は、 平成17年5月から平成21年度まで予防接種の案内を行っていませんでした。
理由は、予防接種後に重篤者が出たためであり、
一時的に予防接種を控えていました。
つまり、その時期に予防接種を受ける年齢だったお子様は、
日本脳炎の予防接種を受けていないことになります。
その後新しいワクチンが開発されたことから、
予防接種も安全に行えるようになりましたが、
予防接種が行われていなかった時期のお子様は、免疫がありません。
そこで特例措置として、平成13年4月2日から平成19年4月1日までの間に生まれたお子様、
平成20年4月2日から平成21年10月1日までの間に生まれたお子様に追加接種を行っています。

接種回数

1期は生後6か月から90カ月未満、2期は9歳以上13歳未満ですが、
1期に3回、2期に1回の合計4回の定期接種となります。

対象年齢

定期接種では1期が6歳から8歳半未満、2期が13歳未満となります。

副反応

一般的なワクチンの副反応と同じで、
むくみや頭痛といった症状は多々見られるもので、
稀にではありますがショックやアナフィラキシーがみられます。

料金

日本脳炎は定期接種ですが、自己負担額に関しては自治体によって異なりますが、
多くの自治体にて無料にて提供されています。

注意点

ワクチン接種後30分はその場にとどまり、もしもの時に備えましょう。
基本的に、接種当日から通常の生活が可能です。
入浴も問題ありませんが、接種部分をこするなど、
刺激を与えることは控えましょう。
また、過度な運動や飲酒も控えた方が良いです。
日本脳炎ワクチンは、効果が期待できるワクチンではありますが、
100%ではありません。
つまり、日本脳炎ワクチンを接種していたとしても、
ごくわずかな可能性ではありますが日本脳炎に罹患する可能性があります。
特に日本脳炎は蚊を介して感染する症状になりますので、
蚊の多い季節は、肌の露出を控えた服装や、虫よけスプレー等を使用し、
蚊に刺されないよう気を付けることが大切です。

また、日本脳炎という名称ではありますが、
日本国内限定の症状ではありません。
日本脳炎は海外でも症状が確認されていますので、海外に渡航する際にも、
日本脳炎ウィルスの接種を検討した方が良いでしょう。
海外の蚊も基本的な習性は同じではありますが、
日本と比較した時、日本のように虫よけスプレーや、
蚊の対策アイテムを気軽に入手できない国もありますので、
渡航する場合、日本脳炎ワクチンの摂取だけではなく、
蚊の対策アイテムも保持しておいた方が良いでしょう。