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大腸がん

大腸がんとは

大腸がんとは大腸の粘膜から発生する悪性の腫瘍のことです。
大腸は小腸を時計回りに囲むように位置しています。
大腸は入り口から出口に向かって盲腸、上行結腸、横行結腸、 下行結腸、S状結腸、直腸S字部、上部直腸、下部直腸、肛門管に分けられます。
できる場所によって大まかに「結腸がん」と「直腸がん」に分けられ、結腸がんは盲腸からS上結腸まで、 直腸は直腸S字部から肛門管までを指します。
日本人の場合、便が長い間留まっている、S状結腸と直腸にがんができやすいといわれています。 男女ともに発症率が高く、患者数は40代から増加します。
年齢が上がるにつれて、罹患率は高くなりますが、比較的進行が遅く、 早期発見することができれば、完治の確率は高くなります。

大腸がん

原因

大腸がんの発生の仕方には2種類あると考えられています。
1つは、粘膜にできたポリープという良性の腫瘍が、がんに変化するケース。
もう1つは、粘膜から直接がんが発生するケースです。

ここ20年で大腸がんによる死亡数は1.5倍に増加しています。
その大きな原因と考えられているのは、食生活の欧米化です。
牛や豚、羊といった肉やハムやソーセージなどの加工肉をよく食べる習慣が身に付きました。
その一方で、腸内環境を整える緑黄色野菜などの
食物繊維や発酵食品の摂取量が減少していることが影響しています。
適切に便が排出されないと、便が腸内に長時間とどまります。
それだけ腸内の粘膜に発がん物質などが接する時間も長くなってしまうというリスクがあります。
また、アルコール飲料の習慣的な飲み過ぎや、喫煙も大腸がんの発症リスクを高めるといわれています。
さらに最近では遺伝との関連性も指摘されています。

症状

初期の段階では、自覚症状がほとんどないというケースが多いです。
がんの進行とともに、便秘や下痢を繰り返したり、体重の減少、
腹痛や便が残っている感じなどさまざまな症状があらわれますが、
多くの方が異常に気付くのは、排便時の出血です。
血便が出たり、肛門からの出血が起きます。
気をつけてほしいことは「痔によるものだ」と自分で決めつけてしまうことです。
肛門から遠い場所からの出血だと腸内を通ってくる間に黒っぽく変色しますが、
肛門に近い場所からの出血だと赤く鮮明です。
鮮血だから痔だという思い込みには注意が必要です。

また、がんの発生する場所によっても自覚症状が異なります。
大腸の出口付近である、自分から見て左側に腫瘍がある場合は、
早い段階から血便や出血、
残便感などの症状が出ることが多く、比較的気づきやすいです。
しかし、大腸の入り口付近や中心あたりに腫瘍がある場合は、
腸の直径が太く、便も液状であるため、便通異常を感じにくいです。
また、出血しても排便まで時間がかかるため、血便も自覚しづらいです。
症状が出にくいため、腫瘍が大きくなってから気づくことも少なくありません。

どの部位でもがんが大きくなり便が通過しづらくなると、
腹痛や腸閉塞になり、便が出なくなったり嘔吐に苦しむこともあります。

検査および診断

多くの自治体で40代以上の方を対象に行っている大腸がんの検診が、便潜血検査です。
自分の便を提出し、便の中に血液が混じっていないかを調べる検査です。
「陽性」だと、大腸内視鏡検査を行うことになります。

大腸内視鏡検査は、便潜血検査が「陽性」の場合や、
便秘や血便など既に大腸がんを疑う症状がある場合に行われます。
肛門から内視鏡カメラを入れ、盲腸から直腸までの全ての大腸に異常がないか調べます。
腫瘍があった場合、色や形、大きさや広がり具合などを映像で確認します。
大腸がんを疑う病変が見つかった場合は、その一部を採取して、病理検査を行います。
採取した組織ががんかどうかを顕微鏡で確認し、診断します。

がんが確認された場合、その後CT検査やMRI検査などによって、
腫瘍や大腸の状態を詳しく観察し、
転移の有無や進行度合いも含めてステージ0からステージⅣの診断を確定します。

治療方法

大腸がんの主な治療法には、「内視鏡治療」「手術治療」
「薬物療法(化学療法)」「放射線療法」などがあります。
がんの進行具合や患者様の年齢、全身状態などを考慮しながら、
これらを組み合わせ、適切な方法を選択していきます。

内視鏡治療は、細長い管状の医療機器を肛門から入れ、
大腸の内側からがんを切り取る方法で、比較的早期のがんの治療に用いられます。
先端で撮影した画像をモニターに映し出して観察することができます。

手術治療とは、がんを直接取り除く外科手術です。
手術の後、再発をできる限り防ぐために補助的に抗がん剤を使用するケースや、
放射線による治療を行うことがあります。

がんの手術ができない場合は、抗がん剤を投与する薬物療法か、
がんに放射線をあてて、がん細胞が増えるのを抑える放射線療法が行われます。
がん細胞が小さくなった場合には、手術でがんを取りきることができる場合もあります。

大腸がんは、早期のがんでは90%以上の確率で治癒するとされています。
また、比較的進行が遅いがんでもあります。
見つけるのが早ければ早いほど、完全に治癒する確率が高くなりますので、
定期的に検査を受けることを推奨します。
また、自分の便の状態や排便回数は重大な病気のサインになります。
日頃から確認をするように意識するとよいでしょう。

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