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高血圧

高血圧は様々な病気の温床となります。
年齢だけではなく、生活習慣によっても高血圧のリスクが高まりますが、高血圧は様々な病気を招くことになりかねないものです。
そこで高血圧について、原因や症状、さらには検査方法や治療方法について解説します。

高血圧

高血圧とは

高血圧とは、その名称からも分かるように、血圧が高い状態を指しますが、
高血圧を正しく理解するためには、血圧を理解する必要があります。
人間は心臓から全身に血液が流れています。
心臓はいわばポンプのような役割を果たしており、
収縮・弛緩の繰り返しで血液を体の様々な場所に流しています。
この時の血管の内壁の圧力が「血圧」です。

血圧の要素として、血液量や血管の状態、血管抵抗力や血液の粘度、
さらには腎臓や神経など様々な働きが関係しているもので、
高すぎても低すぎても良いものではありませんが、高血圧の状態とは、
心臓からの圧力が高い状態です。
この状態は、心臓はもちろんですが、血管や内臓など体の様々な場所に負担を与えている状態です。

原因

高血圧の原因は主に生活習慣と遺伝のいずれかと考えられていますが、
なぜそれらが高血圧となるのか、そのメカニズムを解説します。

・生活習慣が高血圧となる理由
肥満、ストレス、過労、睡眠不足などは高血圧の原因になりやすいです。
その理由として、肥満の場合は酸素消費量が増加することで心拍数や循環血液量の増加によって血圧が上がり、高血圧となります。
また、ストレスや過労、睡眠不足といった体に負担を与える状態も高血圧の要因です。
中でも喫煙は高血圧になりやすいです。
末梢血管の収縮が血圧上昇を招きやすいのですが、喫煙に関しては高血圧だけではなく、狭心症や心筋梗塞リスクも高めます。

・食生活も高血圧を招く
塩分摂取過多は高血圧を招きます。
日本高血圧学会のガイドラインによると、塩分の1日の摂取量は6g未満が望ましいとされています。
つまり、これ以上の塩分を摂取すると高血圧のリスクが高まります。
塩分を摂取すると、高まってしまった塩分濃度を薄めるために水分を欲します。
しょっぱいものを食べると喉が渇くのはまさにその状態ですが、この時、血液量が増えることから心臓がより働かざるを得ません。
結果、血圧も高くなるのです。

・食生活も高血圧を招く
高血圧の親族がいる場合、遺伝によって高血圧になるケースもあります。
上記の高血圧の原因に該当しなく血圧が高めの場合には遺伝の可能性が高いです。

高血圧の症状

高血圧は、自覚症状はほとんどありません。

というのも、高血圧になると頭痛、めまい、肩こりといった症状がみられますが、
これらの症状は高血圧ではなくとも発症するものなので、これらの症状がみられたとしても、
高血圧だと気づくことができません。
しかし高血圧は、症状そのものよりも高血圧が招くリスクが危険です。
脳出血、脳梗塞、動脈瘤、くも膜下出血などの病気は高血圧になるほどリスクが高まるとされています。
他にも心肥大、冠状動脈硬化、心筋梗塞、狭心症、腎臓障害など、様々な症状が待っています。
だからこそ、高血圧は真剣に向き合うべきものなのです。

高血圧の検査および診断

血圧そのものは、市販の測定器でも計測が可能なので、 自身の血圧の測定・確認は病院や医療施設以外でも可能ですが、 家庭で即した場合は家庭内血圧の値でのチェックになります。

また、高血圧にはI度、II度、III度の三段階に分けられており、それぞれリスクが異なりますが
それぞれの血圧数値は下記になります。

・血圧数値
I度高血圧:
140~159/90~99(135~144/85~89)
II度高血圧:
160~179/100~109(145~159/90~99)
III度高血圧:
≧180/≧110(160/100)
※括弧は家庭内血圧

この指標から、計測した血圧がどこに分類しているのか、
あるいは高血圧に該当していないのかを確認しましょう。

高血圧の治療

高血圧の治療は主にライフスタイルの改善と高圧治療の二つのアプローチになります。

食生活を見直し、日常生活に運動を取り入れるなどライフスタイルの改善も大切ではありますが、
ライフスタイルの改善だけでは限界があるのも事実です。
そこで必要になるのが降圧薬による治療です。
カルシウム拮抗薬、ARB、ace阻害薬、利尿薬、β遮断薬、α遮断薬といった
様々な種類の降圧薬が用意されているのですが、
それぞれ併用禁忌薬もあります。
医師に相談する際には既往歴を必ず告げましょう。
先に紹介した降圧薬は血圧の低下が期待できますが、積極的な適応も異なります。
血圧が高いことで他にどのような症状に悩まされているのかなどによっても
適切な降圧剤が異なりますので、
自身の状況を正しく医師に相談しましょう。

降圧薬の副作用

降圧薬には重い副作用をもたらすものは確認されていません。

軽微なものとしては乾いた咳やむくみ、便秘、だるさや立ち眩みといったものがあるのですが、
これらは降圧薬の服用を止めることで改善されるものばかりです。

  • 糖尿病
  • インフルエンザ
  • 痛風
  • 肺炎
  • 花粉症
  • 頭痛
  • 高血圧
  • アレルギー検査
  • めまい
  • 貧血
  • 風邪
  • 動悸