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ADHD

ADHDとは

ADHDとは、発達障害の一つとされており、 年齢にそぐわない不注意や多動・衝動性が強いことから周囲とのコミュニケーションに支障をきたし、 かつその状態が6か月以上の持続がみられる ことで定義されるものです。
注意欠如、多動症とも称されるADHDですが、 子供の約5%にその症状が見られるとされている点や女児よりも男児の方が3倍から5倍多いとされていますが、 医学的見地から見てもまだまだ不明な点が多いことでも知られています。
現在の診断基準が発表されたときには、その妥当性に激しい議論が起きたことからも、 決して確立された疾患ではありません。
しかし現実に、幼児期から特性がみられた場合、学習の遅れやメンタルヘルスへの異常につながることもあり、 早い段階から適切な関わりが必要であることは間違いありません。

ADHD

原因

ADHDという疾患概念自体が確立はしておらず、その原因もわかってはいません。
遺伝的な要因、あるいは環境の問題、さらには周産期など、
様々な事象が絡み合うことで生じるのではないかとされているのですが、
主に下記の二種類が原因として考えられています。

前頭前野の機能調節の問題

大脳にある前頭前野の機能調節に偏りがあるとADHDになるのではと囁かれています。
前頭前野は、大脳のおよそ3割を占めます。
ちなみに猿の場合は1割、犬で1割に満たないものであることから、
「人間らしい行動」を調節しているとされています。
動物にはできない思考や判断、注意、
自己抑制や協調性など人間ならではの部分は
前頭前野の大きさの違いによってもたらされていると考えられており、
ADHDの症状と重なる点があることから、
前頭前野の機能調節に何らかの問題があるのではと考えられています。

脳内の神経伝達物質の不足

神経細胞はシナプス間隙とされる隙間があり、
隣の神経細胞に伝えるためには神経伝達物質がシナプス間隙を移動するのですが、
神経伝達物質に何らかの問題があるとADHDがみられるのではと考えられています。
神経伝達物質にはノルアドレナリン、ドーパミンといった興奮・意欲を刺激するもの、
セロトニンなど気持ちの抑制に重要な役割を果たすものなどがあるのですが、
これらが少ない、あるいは問題があるとADHDを引き起こすと考えられています。

愛着障害に伴う心理反応

乳児期における赤ちゃんの感情表現を、母がすぐに応じて、
わかってあげて受け止めて対応することで、赤ちゃんは安心し、
自分が在りのままでいて愛される心地よさを積み上げてゆきます。
これを愛着と呼びます。母親が近くにいなかったり、
母親の状態が悪かったり、母親自身がどうしてよいのかわからないときに、
愛着不全が発生し、これが赤ちゃんの心を歪めてゆきます。
その結果愛着不全に対する反応として、
ADHD的な行動様式が発達するともいわれています。

症状

ADHDの症状としては主に下記の3つに分類することができます。

不注意

約束を守れない、忘れ物が多いなどちょっとした不注意が多いケースです。
また、計画性に乏しく、かつ遂行できない場合もこちらに該当します。
いずれも人間誰しもにみられるものですが、これらが日常的に起こされてしまいます。

多動性

じっと座っていられず、そわそわと体を動かすことが多い症状です。
いわゆる貧乏ゆすり等も該当するもので、
これらも子供であれば時にはみられるものかもしれませんが、
ADHDの場合、日常的にみられるようになります。

衝動性

衝動的な行動が多い状態です。
例えば思っていることをすぐ口に出してしまったり、
自分の思い通りにいかない場合にはすぐにイライラして行動に移してしまったり、
衝動買いをしてしまうなど、自分の欲求をコントロールできず、
衝動的な行動が日常的にみられます。

検査および診断

ADHDの検査は丁寧な問診・ヒアリングを行い
ADHD-RS、Connersなど保護者や本人への質問に基いた行動評価が中心になります。
疾患概念が確立していない以上、
内科のように高度な機器を用いた検査により精密な診断につながるものではありません。
ADHDの傾向があるかないかは、簡単に特定できますが、
それに付随したどのような問題があるのかは、
専門の医師が診ないとわからないものです。

治療

ADHDの治療は大きく3種類に分類できます。
状況・環境等に応じていずれかの治療、あるいは組み合わせての治療を進めます。

環境に対しての介入

環境面がADHDの原因の一つと考えられる場合、
環境に介入することで改善を促進します。
集中力が散漫であれば、集中力を保てる時間に区切った勉強時間を設定したり、
周囲が気になるのであれば、なるべく周囲に気になるものを置かないといった方法です。

行動に対しての介入

ADHDの症状が見られる子供に対し、
良い行動に対しては褒めたりご褒美をあげ、
減らしたい行動に対しては褒めずに報酬を与えないことで、
本人に行動の良し悪しを判断してもらうよう促進する治療です。
また、報酬をポイント制とし、
ポイントを貯めることでさらなるご褒美を与えるのも良いでしょう。
一方、叱責は逆効果です。
駄目なことを叱ったり怒ったりすると、かえって刺激したり、
怒られる=反応するとの思いで、抑制させたい行動がエスカレートしてしまう恐れがあります。

薬物療法

ADHDの症状を軽減できる可能性がある薬剤があります。
抗ADHD薬とされているメチルフェニデート、アトモキセチン、
グアンファシンが該当しますが、症状の特徴やライフスタイルに応じていずれかを選択・投与します。
また、ADHDはうつ病や不眠症を併発させているケースもありますので、
そのような時には抗うつ薬や睡眠薬と併用することもありますが、
いずれも医師が親身にヒアリングを取り、適切な薬の処方を行うことが望ましいです。
また、薬だけに頼るのではなく、他の治療法と併用しつつ、改善を図るケースが一般的です。

信愛クリニックの治療ポリシー

信愛クリニックでは、ADHDを『病気=異常=治すべき問題』と捉えるのではなく、
その人の特性として認識します。
ある環境・状況では、その特性が裏目に出ることで
「欠点」とみなされることがあっても、
別の状況では同じ特性が強みとして発揮されるものです。
例えば、『苦手なこと・嫌いなことに対する集中力が酷く低い』という特性は裏返すと、
『好きなことをしている時は、人一倍の集中力を発揮する』という強みに変わります。
自分を深く知り、自分の個性の活かし方を探してゆくことが大切なのであって、
あなたの特性を治すという発想ではありません。
詳しくは受診時にお尋ねください。

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