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PTSD

PTSDとは

PTSDとは、心的外傷後ストレス障害Post-Traumatic Stress Disorderといいます。
精神的衝撃を受けるトラウマ(心的外傷)体験が原因です。
その強い衝撃の影響が、あまりに強く、長引いて生じていることによる精神疾患です。
強い恐怖感や無力感、悪夢を見たりなど、さまざまな症状があらわれ、 日常生活に支障をきたすレベルの激しい精神的な苦痛や不快感が続きます。

出来事の例は、生死に関わるレベルのことや、重篤なケガなどの体験です。
災害などで命を落としかけたり、深刻な怪我を負ったり、性的暴力を受けたり、虐待などが挙げられます。
自身の体験だけではなく、家族や他人が巻き込まれるのを目撃したり、知ることもトラウマ体験となります。
PTSDを発症した人の半数以上が、うつ病やほかの不安障害などを合併しています。

PTSD

原因

恐怖感や無力感、戦慄といった感情を引き起こすような出来事が原因となります。

・自然災害で命の危険にさらされる
・戦争体験
・暴力を受けた体験
・性的な犯罪の被害にあう
・交通事故に遭遇する
・交通事故の現場を目撃した体験
・人としての尊厳が損なわれたりする経験
・虐待
などが原因となります。

同じ状況に遭遇しても、PTSDを発症する人としない人がいます。
理由としては、そのきっかけとなる出来事の前後に起こったことや、
個人的な体質や気質、社会的な要因などが影響しているからです。

また、トラウマ体験が長期間繰り返されると、
より重症で慢性的な病状を示すこともあります。
これを複雑性PTSDと呼びます。

症状

「侵入症状」「回避症状」「思考や気分に対する悪影響」
「覚醒レベルと反応性の変化」という4種類の症状がみられます。

侵入症状

再体験症状です。
トラウマとなった出来事の記憶が自分の意思とは無関係に繰り返しよみがえり、
コントロールすることができない状態です。
強烈な恐怖感、無力感などに支配されます。
また、原因となった出来事を思い出させるようなきっかけに触れると、
つらい記憶が突然鮮明によみがえり、実際にその出来事が起こっているかのように再体験します。
これを、「フラッシュバック」といいます。

回避症状

その出来事を思いだしたり考えたりすることを極力避けるようにします。
また、記憶を思い出させるきっかけになりそうな人物や事柄、
状況や会話などあらゆるものごとを回避します。
その出来事自体の記憶を思い出せなかったり、
重要な部分が思い出せなくなることや、人ごとのように感じたりすることもあります。

思考や気分に対する悪影響

過剰に否定的な捉え方をするようになったり
あらゆることに、興味や関心が持てなくなります。
また、以前は楽しめていたことが楽しめなくなったり、
なにかに集中することが難しくなることもあります。
自分が他者から切り離されたように感じ、
疎外感や孤立感を感じることもあります。
恐怖や怒りなどの否定的な感情しか感じなくなり、
幸福感や優しさといった感情が持てなくなり、
人を愛せなくなることもあります。
他の人は亡くなってしまったのに、
自分は生き残ってしまったといった罪悪感を抱く場合もあります。

覚醒レベルと反応性の変化

いつも気持ちが張り詰めていて、危険の兆候に過度に敏感になり、
ちょっとした刺激にもドキドキしたり、小さな物音にひどく驚いたりします。
自分の反応をコントロールすることが難しくなり、
イライラ感を出してしまったり、怒りっぽくなったりします。
無謀な行動や、自己破壊的行動をとってしまうこともあります。
また、眠ったり、集中することが難しくなることもあります。

検査および診断

具体的な診断基準に基づいて、医師の診断が下されます。
重要な要素となるのは3点です。

・強いストレスを感じるトラウマとなる出来事を、直接または間接的に体験した
・恐怖感や無力感、悪夢やフラッシュバックなど、PTSDの症状が1か月以上持続している
・症状が重大な苦痛を引き起こしていたり、日常生活や社会生活に大きな支障をきたしたりしている

診断をする際には、症状が他の病気や他の病気の治療薬によるものである可能性について、確認します。

外傷的出来事から4週間以内の場合には別に
「急性ストレス障害Acute Stress Disorder: ASD」の基準が設けられ、PTSDとは区別されます。

治療

PTSDの特定の症状を和らげるための対症療法と、PTSDそのものの治療にわけられます。

薬物療法

不眠や強い不安感、うつ状態などの症状に対しては、
抗うつ薬や抗不安薬、気分安定薬などが使われます。
しかし、これらの薬でPTSD自体が治療されるわけではありません。

精神療法(心理療法)

PTSDそのものの治療はこちらが中心に行われます。
主に選択される方法が、認知行動療法の中の一種である曝露療法です。
医師などの治療者のサポートのもと、
トラウマと関連する状況を想像したり、
避けていた記憶をわざと呼び起こしたりして恐怖を乗り越える方法です。
「思い出しても危険がない」「怖いことはない」と
感じられるようになるための訓練を行います。
他にも、トラウマの経験を理解、整理して克服する「認知処理療法」や、
患者同士で語り合う「グループ療法」などもあります。
また、呼吸やリラクゼーションなどのストレス管理法も症状を軽くするために重要です。
例えば、ヨガや瞑想など、不安を和らげてコントロールする運動がおすすめです。

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