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拒食症

拒食症とは

拒食症とは、摂食障害の一種です。 神経性やせ症、神経性過食症、過食性障害なども該当するもので、食事の摂取に問題が生じ、日常生活に支障をきたしていることから、生命の危機に脅かされる可能性もあります。 また、拒食症は食事を摂取しなくなる症状ですが、食事を摂取しなくなる理由は心因的なものが多いことから、食生活異常ではあっても、精神疾患に類する症状だと考える傾向もあります。

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原因

拒食症の原因は患者それぞれ異なるもので、
例えば、ダイエットに成功して褒められたことが嬉しく、
もっと痩せたい・もっとダイエットをとの思いが加速し、
「食べなければよい」との思いから拒食症に発展するケースもあれば、
太っていることを指摘され、「痩せなければ」との思いが
拒食症へと発展させてしまうケースもあります。
特に美容の価値観として「痩せていると綺麗・美人」といった
西洋的価値観が浸透していることから、太っていることが
悪だと勝手に思ったり、あるいは太っていることで周囲から
馬鹿にされているのではないかといった懸念が、
ダイエットへの強迫観念となり、拒食症となるケースもあります。
また、様々な要因が複合的に絡み合って拒食症となるケースもあります。
例えば、「痩せたい」と思った患者が元来生真面目な性格の場合、
一度決めた目的は達成しなければならないとの思いから、
目的達成の手段として食事の減量を試み、
やがては拒食症に発展してしまうケースもあるなど、拒食症の原因は様々です。

女性に多くみられる

拒食症は男性よりも女性に多くみられる症状です。
その理由として、女性の方が美容への興味が強い点が挙げられます。
「痩せている方が綺麗」という西洋的な価値観の影響は、
男性よりも女性を対象としたものです。
そのため、異性を意識し始めた思春期女性にも拒食症の傾向がみられます。
また、異性だけではなく同性との人間関係によって
拒食症に発展するケースも見受けられます。
例えば、太っていることで馬鹿にされたり、
あるいは人間関係の中でヒエラレルキーができてしまう場合、
やはり「痩せなければ」との思いに駆られ、拒食症へと発展してしまうのです。

症状

拒食症の症状は大きく二種類に分類され、
まずは食事を摂取しなくなる患者です。
食べなければ痩せるとの思いから、食事そのものを忌避・
敬遠するようになってしまうパターンと、
食事そのものは摂取するものの、
直後に嘔吐することで低体重を維持してしまうタイプです。
いずれにせよ、低栄養状態に陥ることで低血圧や低血糖といった症状から、
じん不全や骨粗しょう症、さらには女性の場合には月経停止といった症状も見受けられます。

検査および診断

年齢や性別、成長曲線といった体の健康状態に応じて正常な体重を算出し、
下限を下回っているものの体重増加に対しての恐怖心・
嫌悪感がある場合や、体重を増やさないための努力をしている場合、
拒食症だと診断されますので、基本的には問診にて診断します。
また、拒食症だけなのか、あるいは他の精神疾患も合併しているのかなども検査します。
特に他の精神疾患と合併している場合、治療法が変わります。
基本的に拒食症は精神疾患に類する症状ではありますが、
他の精神疾患までみられる場合もあるため注意が必要です。

治療

拒食症は心因的な症状になりますので、治療にあたっては、
拒食症の背景の要因を取り除かなければなりません。
例えば、痩せなければと強迫観念に駆られて拒食症となってしまった場合、
そもそもなぜ痩せるのかという点からアプローチする必要がありません。
痩せている方が美人だとする価値観にアプローチし、
痩せているだけが全てではないとの考え方を持ってもらうなど、
精神療法やケアによって拒食症の原因に変化を与え、拒食症を改善させます。
基本的に外来での精神的なケアが拒食症治療の基本となるのですが、
体重減少によって生命の危機に脅かされている場合は入院しての集中的な治療を行うケースもあります。

周囲のケアも重要

拒食症治療では、患者本人が拒食症と向き合うだけではなく、
周囲のサポートも重要です。
家族、パートナーが食事面だけではなく、
精神面も支えることで拒食症を緩和させることが可能です。
実際、対人間関係療法と呼ばれる治療法もあります。
これは家族やパートナーが、患者は痩せていなくとも大切な存在だと認識してもらうことで、
拒食症の原因となる「痩せなければ」という強迫観念を変えるものです。
また、患者が未成年で実家暮らしの場合、
保護者が食生活をサポートすることになります。
精神的なケアと共に、適正量の食事の用意が大切です。
それまで拒食症で悩んでいた患者は、
食事に対する恐怖心や警戒心を持っているケースが多いです。
体重が減少しているからと言って一度に多くの食事を提供すると、
嘔吐を招くことにもなりかねませんので、
患者が無理なく摂取できる量の食事の提供が寛容です。

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